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昭和の紙人形遊び「きせかえ遊び」

昭和の紙人形遊び「きせかえ遊び」

きせかえ遊びは古くからありますが、昭和20~30年代にブームとなった「ぬりえ」(きいちのぬりえ)と時を同じく「紙のきせかえ人形」があります。

紙のきせかえ人形
今は無き下北沢の雑貨屋さんで買ったきせかえ人形

主に、駄菓子屋さんで売られていました。
バラ売り、「ぬりえ」のうしろのページ、子供向けの冊子のオマケや縁日の店先で箱入りで並ぶこともありました。
お人形とお洋服や雑貨がセットになって印刷されていて、それを自分でハサミで切って、お人形さんに洋服を着せ替えて楽しむ遊びです。
お人形は後ろ姿までついていて、表と裏をのりで付けるようになっています。

紙のきせかえ人形
紙のきせかえ人形
上皇様と上皇后様のご成婚当時のきせかえ

昭和40年代頃にはブームになり、文房具屋さんでショウワノート(ジャポニカ学習帳)やセイカノートの裏表紙に載るようになりました。
また、小学○年生などの学年本の付録や、きせかえ本としても登場しました。

紙のきせかえ人形

きせかえは、少女を中心にお父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん、おじいさん、おばあさんなど、家族を作って遊べますね。
洋服や着物も素敵なものが描かれていますが、付属で隙間に家電や雑貨にペット、おやつまで描かれていて、当時の世相を表わす文化的な小物はとても興味深く、そんなこともチェックすると楽しいです。
憧れの洋服や着物姿に自由に変身出来ちゃう、少女の夢を紙一枚に描いてある「きせかえ遊び」は、昭和時代の少女たちを夢中にしたのでしょう。

昭和には大人気だったき「きせかえ遊び」。
現代は「ぬりえ」が再ブームとなり、大人の方も楽しめるアイテムになっています。
「きせかえ」は別のアイテムとして、マグネット式など立体的なもの(きせかえマグネット)が人気のようです。
そこに描かれた少女たちは愛らしく、今なおその魅力は衰えていません。
昭和を懐かしんで、お子さんといっしょに遊んでみてはいかがでしょうか。

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