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ロングセラーの「牛乳石鹸」よい石鹸~♪

ロングセラーの「牛乳石鹸」よい石鹸~♪

今年で創業110年の大阪に本社を置く牛乳石鹼共進社株式会社が発売しているロングセラー商品「牛乳石鹸」。
あの“赤箱”の正式名称が「カウブランド 赤箱」というのだそうで、1928年(昭和3年)に誕生。“青箱”は少し遅れて終戦後の1949年(昭和24年)に発売されました。
じつは牛乳石鹸のヘビーユーザーです。青箱は体用に赤箱は洗顔用にと、たぶん人気になる前から使っています。

牛乳石鹸
昭和レトロな牛乳石鹸缶
牛乳石鹸
昭和レトロな牛乳石鹸の箱

コンビ二やスーパーで売られている身近な石鹸ですが、最初は大阪で発売されたもので戦前は赤箱しかありませんでした。
そのオリジナルの赤箱の成分を少し調整し、香りなどを、さっぱりとさせて青いパッケージで関東に進出しヒット商品となったという経緯があるそう。
全国的な販売量は青の方が多いそうですが、地域によって差があるそうです。関東では青、地元の関西では昔から赤が根強く人気だといいます。

「赤」は、古くから日本をはじめ中国などでも縁起の良い色とされていることや、赤い箱から真っ白な石鹼が出てくるという視覚的なおもしろさなども考慮して決まりました。

牛乳石鹸の「赤箱」年表

青箱については「赤の次は青だろう」といった感じで、特別に深い意味はないそう。

人気の秘密は

全てが日本製で、1週間かけてじっくり熟成させる昔ながらの製法「釜だき製法」で作られているのだそう。丁寧に手作りすることで肌あたりのやさしい素地ができるとか。
だから、赤ちゃんからご年配の方まで一緒に使用できるのですね。

牛乳石鹸

原料には湿効果が高いミルク成分がたっぷり配合。赤箱には、うるおい成分のスクラワンも配合されていて、肌をしっとりとさせたい時にぴったりです。
また、紫外線ダメージもケアする潤い成分が配合されているそう。
原料の品質・調合・製法へのこだわりがあるのですね。

目を引くハッキリとした色味の赤と青、ホルスタインと思われる牛の絵、シンプルなデザインのパッケージで素敵です。
デザインはロート製薬VI、江崎グリコ、月桂冠、ハウス食品などのパッケージを手がけたグラフィックデザイナー奥村昭夫(おくむらあきお)さんによるもの。
“デザインは視覚であり一瞬にして人の心を掴むもの”まさにそんな感じの牛乳石鹸パッケージで、人気になるのも頷けます。
現在のパッケージは11代目、時代とともに少しずつ変化していますが、ただひとつ変わらないのは牛マークのイメージで、なぜか安心感があります。
石鹸本体の牛柄レリーフもかわいくて、気に入っているひとつです。

牛乳石鹸
初代のパッケージを缶にした石鹸セット、歴代の特徴的な6つのデザインを復刻した赤箱石鹸

「赤箱」と「青箱」の違い

赤箱はミルク成分+スクワラン(うるおい成分)を配合、クリーミィな泡立ちでしっとりとした滑らかな肌に洗い上ります(肌がかさつかず滑らかな肌質を実感できますよ)。香りはローズ調の香りで洗顔にも使える、“しっとり派”です。
青箱はソフトな泡立ちで、さっぱりすべすべのお肌に洗い上ります。ジャスミン調の香りも爽やかで、“さっぱり派”になります。
両方とも洗浄×保湿のバランスが取れた洗い上がりになりますよ。
出典:牛乳石鹸サイト

とはいえ、やはり個人差や肌質も関係すると思うので、乾燥肌の人は赤箱、それ以外の人は青箱など、肌のコンディションと相談して使用した方がよさそうです。
肌荒れなど、皮膚科の病院で勧められるのは牛乳石鹸ですね。

最後に

ボディーソープや洗顔フォームなど色々と試しましたが、結局「牛乳石鹸」で落ち着きましたね。
風呂場のドアを開けたときの石鹸の香り、洗い上がりのしっとり感、翌日もしっとりとした肌触りだけでなく仄かな香り、高級品ではないが安くて手頃で優秀なプロダクトだと思います。
また、衣装ケースに入れて衣服やハンカチに香りを移したり、新しい靴をおろした時、かかとがあたる部分に塗って靴擦れを防止するといった使い方もできます。

牛乳石鹸は、赤箱も青箱も通年使えるものです。それぞれのご家庭に合ったものを、色々な場面で使用してください。一度手にとってみることをオススメします。

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