トランク一つのシンプルライフ
1969年にスタートした昭和を代表する世界最長の映画シリーズ「男はつらいよ」の“フーテンの寅”こと車寅次郎の寅さん。
寅さんのシンボルといえば、成田山のお守り、腹巻とともに、あのトランク!
その寅さんトランクに少し似ているおじいちゃんの昭和レトロなアンティークトランクです。
寅さんの「トランクの中身」とは
いつも旅暮らしをしていて、時折フラっと柴又に帰ってくる時、寅さんはいつも大きな革のトランク一つを下げています。
あの中にはいったい何が入っていたのでしょう?
「男はつらいよ」映画の舞台となった東京は葛飾・柴又にある「寅さん記念館」には、そのトランクの中身が展示されています。
トイレットペーパー、マッチ、うちわ、筆記用具とはさみ、時刻表、蚊取り線香、手ぬぐい、目覚まし時計、財布、常備薬(龍角散とケロリン)、ダボシャツ、ふんどし、花札とサイコロ、易断の本、レターセット
さすが旅の達人、シンプルライフの達人、寅さん!本当に必要な物だけです。
寅さんから学ぶシンプルライフ
シンプルライフに憧れる人は多いことでしょう。「モノを捨てる」がシンプルライフの要でしょうか。
ということで、一つの基準として“寅さんトランクの中身は全て使う本当に必要なモノだけ!”から見えてくる事は…
普段から使っているものは、必要な物です。つまり、使わないものは、必要ないということです。
部屋の中を見渡して、必要か必要でないかより、普段から使っているか使っていないかを基準に見渡すと処分するモノも見えてきます。
「いつか使うかもしれないから」
そういう時は、使うときに買うか借りるかすればよいのではないでしょうか。
部屋の中にあるものは、この「使うか使わないか」を基準に片付けて処分することで、ほとんどきれいに片付いてしまうでしょう。
寅さんみたく、トランク一つが全財産、モノを持たない暮らし、までは出来ませんが…小欲知足の生活!見習いたいものです。
余談!アンティークトランク とは
元々トランクは旅行などに行く際に持っていくスーツケースよりも大型の鞄のことで、アンティークトランクは船便などで使われていたものもあり、サイズも更に大きくなります。
トランクは漢字で書くと「固鞄」と書くので、作りが丈夫なものが多いです。
なので、トランクとしてはもちろん家具としても活躍できます。
アンティークトランクはレトロなインテリアを楽しみたい方にはおススメのアイテムです。
-
前の記事
昔の日本製トランジスタラジオはお洒落だった 2019.09.24
-
次の記事
懐かし過ぎる「ブリキのおもちゃ」 2019.09.30